iPhone10周年記念モデル「iPhone8」のコンセプトデザインを、著名グラフィックデザイナーが公開しました。初代iPhone風デザインを採用するとの噂を反映したデザインとなっています。
初代のデザインを取り込んだ「iPhone8」
「iPhone8」のコンセプトデザインを公開したマーティン・ハジェク氏は、非常に精度の高いレンダリング画像で知られており、昨年6月の時点で、噂されていた情報をもとにiPhone7 PlusやMacBook Proの、実際の製品とほぼ同じレベルの精密なレンダリング画像を数多く公開しています。
発表された「iPhone8」のコンセプトデザインは、iPhone10周年を記念して初代iPhoneのような曲面を多用したデザインになる、との情報を盛り込んでおり、シルバーとブラックを組み合わせて描かれています。
ブラックモデルはこんな感じです。
かなり薄いベゼルがホワイトになるローズゴールドは、だいぶ違った印象です。
フロントパネルを覆うOLEDディスプレイ
AppleがSamsungに7,000万台ぶん発注したといわれる有機EL(OLED)ディスプレイには、噂されているように、ホームボタンが内蔵されています。
ディスプレイがフロントパネルのほぼ全体を覆っており、角の部分がカーブしています。
ディスプレイの縁はカーブしていますが、SamsungのGalaxy Sシリーズのような側面ディスプレイは採用されないと予測されています。
左のiPhone7 Plusと比べると、やや緩やかな曲面となっています。
iPhone7 Plusと並べると、本体サイズは同じまま、ベゼルがほぼなくなっており、見た目の印象はだいぶ異なります。
初代iPhoneと並べて比較
iPhoneの原点となった、2007年の初代iPhoneと並べた画像がこちらです。
初代iPhoneの丸みを帯びたデザインのテイストを、現実的な形で取り込んでいる印象です。
価格は1,000ドルを超えないとの予測も
iPhone10周年記念のプレミアムモデルのネーミングは、「iPhone8」あるいは「iPhone Edition」、「iPhone X」と噂されています。
OLEDディスプレイ採用などの影響で製造コストがかかり、販売価格は1,000ドル(約11万円)を超えるのではないか、とも予測されていました。
しかし最近、実際にはそれほど高価格にはならない、との予測も発表されています。
ご紹介したコンセプトデザインは、あくまでも噂をまとめたもので、実際のデザインは9月と予測されるAppleによる正式発表までわかりませんが、ハジェク氏によるリアルなレンダリング画像を見ていると、早く実物を手に取りたくなります。
ドイツメディアComputerBlidには、ご紹介しきれなかった画像も数多く掲載されていますので、ぜひご覧ください。
ちなみに、iPhone7 Plusを初代iPhoneそっくりにできるシールも販売されていますので、手元のiPhone7 Plusで初代iPhoneの雰囲気を味わいたい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
Source:ComputerBlid via BGR
(hato)