Appleは、毎日2リットル近くも「人工の汗」を自社で製造していることが明らかとなりました。AirPodsやApple Watchの品質テスト用に使われています。
Appleの知られざる研究開発の様子
Appleの環境保護に関する取り組みを報じた米メディアViceのジャーナリスト、アリエル・デュハイム・ロス氏が、Apple本社を訪れた際に得た情報として、Appleの知られざる研究開発の様子を、Twitterに写真付きで投稿しています。
Appleは、自社製品が環境に負荷をかけよう、製品の耐久性を上げ、耐用年数を伸ばすための研究を行っています。その一環として、Appleは「汗」も自社開発しているようです。
Apple本社内研究室で撮影された写真
Appleの研究室で撮影された写真には、透明な液体に入れられたAirPodsとApple Watchが並んでいます。
Appleは、直接身に着ける製品であるAirPodsやApple Watchが長時間にわたって汗に接触しても正常に動作するか確認する目的で、毎日0.5ガロン(約1.9リットル)の「人工の汗」を自社で製造しているそうです。
製品が汗に接触した場合に人体に有害な物質が生じないか、色落ちしないか、といったテストは多くの企業で行われています。そういった企業向けに「人工の汗」を販売する企業も存在しますが、Appleは「汗」も自前で製造しているようです。
水に入れても洗濯しても問題なく動作したAirPods
AirPodsの耐水性能について、Appleは公式には明らかにしていません。しかし、AirPods発売直後に公開された耐久性能テストの動画では、水に沈めても、ドラム式洗濯機で洗濯しても問題なく動作する様子が確認されています。
Source:Cult of Mac
(hato)