大手携帯電話キャリア3社は4月21日、ユニバーサルサービス料を2円から3円に引き上げると発表しました。7月1日以降の利用分から適用されます。
110番や119番などのサービス確保費用を分担
ユニバーサルサービス料は、電気通信事業者法で定められた制度で、平成18年度から導入されています。
NTT東日本・西日本が提供する加入電話・公衆電話・110番や119番の緊急通報といったユニバーサルサービスの確保に必要な費用の一部を、固定電話、携帯電話、PHS、IP電話などの電話会社全体で、契約電話番号数に応じて負担しています。
平成23年度の法改正により、IP電話も負担の対象となっています。
金額は半年に一度見直され、2017年6月利用分までは2円でした。平成28年度の、NTT東西による負担分を含むユニバーサルサービス料の徴収額は約69億円でした。