NTTドコモは5月17日、SIMロック解除条件の一部緩和を発表しました。一括購入時は購入即日のSIMロック解除手続きが可能となったほか、分割払いでも購入から100日後の手続きが可能となります。
iPhoneならiPhone6s/6s Plus以降のモデルが対象
NTTドコモが発表したSIMロック解除条件の一部緩和は、総務省が1月に公開した新ガイドラインを踏まえたものです。
従来、購入から6カ月が経過しないとSIMロック解除の手続きはできませんでしたが、5月24日(水)から、一括払いで購入すれば即日、分割払い購入なら購入から100日経過後からSIMロック解除の手続きが可能となります。
SIMロック解除の対象は、2015年5月以降に発売された機種で、iPhoneシリーズの場合は、iPhone6s/6s Plus、iPhone SE、iPhone7/7 Plusです。
ドコモ契約者なら、手続きは、「My docomo」、電話、ドコモショップのいずれかで行なうことができ、電話とドコモショップの場合、SIMロック解除手数料3,000円がかかります。
「端末購入サポート」利用の場合は注意
ただし、他社からの乗り換えあるいは新規契約者が、いわゆる「2年縛り」を条件に月額料金を割引する「端末購入サポート」を利用している場合は、条件が異なるので注意が必要です。
一括払いの場合でも、SIMロック解除には「購入から100日経過」、または「端末購入サポート解除料を支払う」必要があります。
端末購入サポート解除料の金額は、機種やストレージ容量によって異なりますが、本稿執筆時点では、iPhone6s Plus(16GB)とiPhone6s(64GB)の42,210円が最高額となっています。
金額は、NTTドコモのWebサイトでご確認ください。
今後の他キャリアの動向にも注目
携帯大手キャリアによるユーザー囲い込みとして、総務省が問題視してきたSIMロックですが、最大手のドコモが先手を切って条件緩和に動きました。
今後、他2社の大手キャリアがどう動くのか、注目が集まります。
Source:NTTドコモ お知らせ, SIMロック解除手続き
(hato)