現AppleのCEOであるティム・クック氏が衝撃の意向を明らかにしました。なんと、将来的に自己の全資産である1億2千万ドル(約143億円)をすべて寄付する方針の様です。
「世界の偉大なリーダー50人」にも選出
ティム・クック氏は昨年、CNNが選ぶ「最も素晴らしいCEO」に選出されたほか、米経済誌「Fortune」が選ぶ「世界の偉大なリーダー50人」で見事1位を獲得するなど、その優れた経営手腕は世界的に高く評価されています。
昨年はiPhone6/6 Plusを発売し、驚異的なヒットを記録したほか、今年の4月にはApple初のウェアラブルデバイス「Apple Watch」の発売も控えます。
多様性に寛容、自身もゲイであることを昨年公表
また、ティム・クック氏は、昨年自身がゲイであることを突然公表したことで有名ですが、その際の発言としてもあった通り、多様性・マイノリティに対して非常に寛容な姿勢を見せています。
次期iOSとしてリリースされるiOS8.3では、人種の肌色に配慮した素材が採用されるなど新たな試みが施されていますが、そういった配慮も同氏主導のものと言えるでしょう。
今回、自己資産143億円を慈善事業に寄付
ティム・クック氏は慈善事業にも積極的で、過去には「自身と1時間コーヒーを飲む権利」を慈善オークションに出品したことでも知られています。同氏には現在10歳になる甥がおり、その教育資金を払い終えたのちに、自身の全自己資産143億円を寄付する方針のようです。
莫大な金額がどういった慈善事業に寄付されるのかは今のところ明らかではありませんが、やはり「世界の偉大なリーダー」はやることのスケールが違いますね。
参照元:FORTUNE
執 筆:クロス