2017年秋に登場が予定されているiPhone8は、今ではすっかりおなじみとなったiPhone6から続くデザインと、大きく異なるものになるとされています。それだけにiPhoneユーザーも、発売前からiPhone8には大きく期待しているようです。
スコアでSamsungに圧倒的な差をつける
投資銀行のMorgan Stanleyが新たに発表したレポートによると、12カ月以内にiPhoneをアップグレードする予定かという質問に対し、92%が「いくらかは」もしくは「限りなく」新しい端末に乗り換えるつもりだ、と回答したことが分かりました。
今回のAppleの数字は、ライバルであるSamsungの77%、LGの59%、Motorolaの56%、Nokiaの42%と比べても著しく高いスコアであるほか、昨年に自社が記録した86%をも上回っています。
このことからMorgan Stanleyは、今年登場するiPhone8が「スーパーサイクル」とでも呼べるようなアップグレードサイクルを作り上げるだろうとみて、株価のターゲットを従来の161ドル(約17,870円)から177ドル(約19,650円)へと上方修正しています。
iPhone8は同時登場の2モデルと異なる?
次世代iPhoneは3種類登場すると言われています。
このうち、2モデルは「iPhone7s」「iPhone7s Plus」とでも言うような、iPhone7からのマイナーアップグレードにとどまる見込みですが、残る1モデルはガラスで筐体を挟み込むようなデザインで、3Dフロントカメラシステムや有機EL(OLED)ディスプレイを採用、ホームボタンはディスプレイ内に埋め込み、AR/VRヘッドセットを見越してデュアルカメラが縦に搭載されるなど、多くの点でこれまでのiPhoneとは異なっています。
それだけに、10万円前後になるとも言われている価格の高さが気がかりですが、92%のiPhoneユーザーがアップグレードに前向きな姿勢を示していることを思えば、売り上げ台数はともかく、売り上げ額まで大幅に落ち込むことは考えにくいでしょう。
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も、投資家向けの説明会で「将来のiPhoneに関する、これまでの、そして非常に多くのレポートが」現行のiPhoneの売り上げに影響を与えていると述べています。つまり、消費者たちはきたるiPhone8に向けて「買い控え」を起こしているというわけです。
一体iPhone8がどのような新記録を打ち立ててくれるのか、楽しみは尽きませんが、その一方で購入希望者が殺到することで、著しい品薄になる状況も予想されています。
Source:AppleInsider
Photo:YouTube[1],[2]
(kihachi)