Appleは現地時間6月1日、2008年のApp Store立ち上げ以来の開発者の収益が、のべ700億ドル(約7兆8,000億円)を超えたと発表しました。同時に過去12ヵ月間のダウンロード数が、前年同期比で70%以上増えたことも明らかにしています。
Appleの収益も300億ドル超えか
米メディア9to5Macは、App Store売上におけるAppleの取り分は多くの場合30%であるため、Appleはこれまでに約300億ドルを得ていることになる、と分析しています。
Appleは第2四半期(1月〜3月期)の業績発表で、デジタルコンテンツ・サービス、AppleCare、Apple Pay、ライセンスなどを含むサービス部門の売上は70億4,100万ドル(約7,800億円)であり、前年同期比18%増、前期比2%減であったとしています。この増収分の大半は、App Store売上だろうというのが9to5Macの見解です。
Appleによると、昨年特にヒット作となったのが「ポケモンGO」と「スーパーマリオラン」です。実際、25あるカテゴリーでの売上トップはゲーム&エンターテインメントです。しかし昨年、写真&ビデオが約90%増、ライフスタイルとヘルス&フィットネスがともに70%以上の売上増を記録するなど、他カテゴリーのアプリも売上を伸ばしています。
有料サブスクリプションが58%増に
アプリ内課金の形で料金を支払って利用する「サブスクリプション」形式のアプリも全カテゴリーに登場しており、App Storeにおける有料サブスクリプションは昨年58%増加したとのことです。
NetflixやHuluといった定番の人気動画視聴アプリのほか、料理アプリTastemade、写真編集アプリOverやEnlightなども利用者を増やしている、とAppleは報告しています。
Source:Apple,9to5Mac
(lunatic)