LINEが、政府のオンライン行政サービス「マイナポータル」と連携し、税金の支払いや保育所の入所申し込みなどの行政手続きが可能になる、と日本テレビが報じています。
LINEの画面から「マイナポータル」にアクセス可能に
LINEと政府の連携の内容は、この秋に政府がスタートさせる予定のオンライン行政サービスの「マイナポータル」と連携し、スマートフォンにマイナンバーカードの読み取り機能をつけてマイナンバーカードをかざすことで、LINEの画面から「マイナポータル」へのアクセスが可能になるというものです。
政府としては、現在1割程度にとどまるマイナンバーカードの普及率を高めるため、若者に人気のあるSNSサービスであるLINEとの連携を決めた模様です。
なお、LINEは昨年8月に渋谷区と連携協定を締結し、子育てに関する行政サービス情報提供や、決済サービス「LINE Pay」を使った住民票発行手数料の決済などを発表して注目を集めました。
7月から試行運用の「マイナポータル」
「マイナポータル」は、7月に試行運用開始、秋ごろに本格稼働が予定されているオンラインサービスです。「マイナポータル」のWebサイトには、子育て関連サービスなどの行政サービスの検索、税金支払い、各種書類受取りが可能になる、と案内されています。
現在の動作環境はWindows7 (ServicePack1以降)でMicrosoft Internet Explorer 11(32bit版のみ)またはMac(OS X Mavericks)でSafari 7.1.8以降のOSとブラウザ環境に限定されていますが、将来はスマートフォンやタブレットでも利用可能になると案内されています。
LINEと連携して使うには、マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダライタ装置、または対応NFCスマートフォンが必要です。
平成29年6月1日現在の対応スマートフォンは、以下の7機種です。なお、いずれもパソコンに接続して使う必要があり、スマートフォン単体では使用できません。
- AQUOS EVER SH-02J(ドコモ)
- AQUOS U SHV37(au)
- AQUOS SERIE mini SHV38(KDDI)
- AQUOS Xx3 mini 603SH(ソフトバンク)
- arrows F-01J(ドコモ)
- arrows F-04J(ドコモ)
- arrows F-05J(ドコモ)
Source:日テレNEWS24
(hato)