Appleの主要サプライヤーであるFoxconn関係者と名乗る人物が、「iPhone8」のほか、Siri搭載スピーカー、iMacのデザイン、そして眼鏡型AR(拡張現実)デバイスについて、海外掲示板サイトRedditに投稿しています。
「iPhone8」の指紋センサーは背面には搭載されない!
Foxconnで複数の試作品を見た、と主張している「Foxconninsider」なる投稿者の過去の投稿を米メディア9to5Macが検証したところ、E Inkで表示を自由に変えられるキーボードをMacBookに搭載する計画について、報道されるより前に明かしているそうです。
「Foxconninsider」氏は、「iPhone8」の試作品を1月に見たと語っており、Touch IDセンサーはディスプレイに内蔵され、本体背面には搭載されない、と主張しています。
「iPhone8」のデザインは、ベンジャミン・ジェスキン氏が公開した下の写真よりもガラス部分が多かったそうです。また、Touch IDセンサーはディスプレイに内蔵されていたものの、歩留まり率は非常に低かったとのことです。
ただし、同氏が見たとしているEVT(Engineer Verification Test:エンジニア認証テスト)は、その後のDVT(Design Verification Test:デザイン認証テスト)、そして本格生産と進む前の、ごく初期段階の試作品にあたります。
また、Appleは「iPhone8」の複数のデザイン案を検討しているとも報じられており、同氏の主張が最終製品のデザインを反映しているという保証はありません。
Siri搭載スピーカーは小ぶりなMac Pro風?
現地時間6月5日から開催されるWWDC 2017で発表されると噂のSiri内蔵スピーカーについて、「ゴミ箱」と呼ばれる円筒形のMac Proを小さくしたようなデザインだ、と語っています。
Siri搭載スピーカーのデザインがMac Pro風になる、という情報は、リーク情報で有名なソニー・ディクソン氏が4月末に語っています。
2018年にiMacが刷新!黒いボディに光るAppleロゴ?
iMacは、2017年には外観の変更を伴うアップデートはなく、2018年に大幅なアップデートがある、と「Foxconninsider」氏は語っています。
2018年モデルのiMacはガラス部分が多くなり、本体色はダークブラックになるほか、Appleが極秘に研究を進めていると噂のmicro-LEDパネルを使った光るAppleロゴが取り付けられる、とのことです。
次世代MacBook ProはTouch BarとE Inkキーボードを搭載?
MacBookシリーズは、2017年には内部のアップデートにとどまるが、今後のモデルで大幅な変更が計画されている、とのことです。
MacBook Proで採用されたTouch Barは今後もファンクションキーの代わりとして継続され、その他のキーはE Inkによって表示が自由に変えられるようになる、と「Foxconninsider」氏は語っています。
また、外付けキーボードのMagic KeyboardにもTouch BarとE Inkキーボードが搭載される、とのことです。
眼鏡型ARデバイスには骨伝導スピーカーを搭載か
「Foxconninsider」氏は、Appleが開発中と報じられた眼鏡型のARデバイスについても語っています。
投稿によれば、Appleの眼鏡型ARデバイスは2019年頃に発売される見込みで、セルロース製フレーム、骨伝導スピーカー、複数のマイク、ユーザーの視界に入るように情報を表示するプリズム、ユーザーの頭の動きを検知できるモーションセンサーといった特徴があるそうです。
また、光学部品はドイツから調達され、フレームの片方には音量調整や電話を受けるための操作部分がつく、とのことです。
繰り返しになりますが、これらの情報について信ぴょう性の程度は不明です。それでも、「iPhone8」やSiri内蔵スピーカー、デザインが刷新されるiMacなど、登場が楽しみになりますね。
Source:9to5Mac
Photo: Apple, Benjamin Geskin (Twitter), Sonder
(hato)