俳優のマイケル・ファスベンダー氏が故スティーブ・ジョブズ氏役を演じる伝記映画「Steve Jobs」の製作が進められていますが、ジョブズ氏がアップルに戻るシーンや、初代iMacを発表するシーンの撮影が行われました。
ジョブズ氏はアップルのNeXT買収と同時に、公式に1996年にアップルに戻ることになり、翌年にはCEOに復帰します。
1998年には初代iMacのリリースを取り仕切り、アップルに新しい方向性を示し、やがては素晴らしい成功と復活に導くことになります。
1998年5月のイベントを再現し撮影
「復活」と題されたシーンの撮影は、ジョブズ氏が43歳、1998年5月6日のイベントを再現しています。イベントでは当時暫定CEOだったジョブズ氏が、ジョナサン・アイブ氏による、今までとは全く違うデザインのiMacを発表します。当時、アイブ氏のデザインは、それまでのアップルファンから賛否両論がありました。
今回、映画の撮影のためにサンフランシスコ市内で、このイベントが再現されました。撮影されたシーンでは、昔懐かしいアップルの象徴的な「Think different」キャンペーンのバナーやiMacの名前、Appleロゴも見られました。
屋外でも多くのエキストラが参加
また屋外では、多くのエキストラがアップルファンを演じ、ジョブズ氏がアップルに戻ったことや、初代Macintoshが歴史上の偉大な発明だったことを、垂れ幕を持って支持する姿なども撮影されました。
今年10月にも公開
映画「Steve Jobs」はこれまでにも、撮影が進められている様子が報道されていますが、監督にはアカデミー監督賞など、多数の映画賞の受賞経験があるダニー・ボイル氏を起用、主役のマイケル・ファスベンダー氏の他にも、ジェフ・ダニエルズ氏、セス・ローゲン氏、ケイト・ウィンスレット氏が出演します。今年10月9日(現地時間)に公開が予定されています。
参照元 : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-67356/
執 筆 : リンゴバックス