iPhone8の内部を撮影したX線写真とされる画像が、中国のSNSサイトWeiboに投稿されました。ワイヤレス充電用のコイルらしき影や、複層化された基盤、L字型に配置され大容量化したバッテリーが確認できます。
著名アナリストの情報と一致
Weiboへの投稿者は、この写真について、「Foxconn内部の関係者から入手した、iPhone8内のX線写真」であり、2層化された薄型基盤と、バッテリーがL字型に配置されていることが確認できる、と主張しています。
本体の中央部分には、先日画像が流出したワイヤレス充電用のコイルのほか、縦に並んだデュアルカメラらしきものも写っています。
2月、4月に報じられた情報と一致
Weiboで述べられている、バッテリーのL字型配置と基盤の高密度化は、Apple関連情報の正確さで定評のあるKGI証券のミンチ―・クオ氏が2月に発表した予測と一致しています。
またWeiboの投稿は、4月にApple関連のリーク情報で知られるベンジャミン・ジェスキン氏が公開した、iPhone8の内部構成の図解で述べられていた内容とも符合しています。
開発初期の試作品?
写真左上には「Ferrari EVT」の文字があります。Ferrariは昨年12月にiPhone8のコードネームとして報じられたもので、EVTはEngineering Validation Test(技術検証試験)を意味し、Appleが開発の初期段階で行う試作機を指しています。
4月にFoxconnの工場から流出したとされるiPhone8の設計図には「EVT03」と記されていました。
今回の画像がいつの撮影されたものなのかは不明ですが、iPhone8は既に量産が開始されているとの観測もあることを考えると、最近のものではなさそうで、信ぴょう性にも疑問が残ります。
Source:Weibo, AppleInsider
(hato)