新本社Apple Park内のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催されるイベントが、いよいよ目前に迫ってきました。そこでこれまでの情報をもとに、イベントで何が発表されるかを推測、まとめてご紹介します。
最大の注目株、iPhone8/X
何と言っても一番注目を集めているのが、有機EL(OLED)搭載のiPhone8/Xです。その名称も、これまで一般に使われてきたiPhone8に加え、iPhone Edition、iPhone X Edition、iPhone Proとさまざまな呼び名が浮上していますが、ここ数日の報道でiPhone Xが一気に有力となっています。
iPhone8/Xの特徴としては、応答速度が速く省電力で、黒色の表現に優れた、フロント全面を覆う5.8インチOLEDディスプレイ、非常に薄いベゼル(狭額縁)、3Dセンサーとカメラを内蔵した上部中央の切り欠き、物理的なホームボタンの消失とそれに代わるソフトウェアの細い「バー」での操作、Touch IDを置き換えるとされる赤外線による3D顔認証、急速充電機能、ワイヤレス充電機能、4K、HDRに対応する縦に並んだデュアルカメラなどが、これまでに報じられています。
またA11プロセッサを搭載し、バッテリー容量は2,700mAh、ストレージ容量は64/256/512GB、カラーはブラック、シルバー、ブラッシュゴールドの3色展開といわれています。
現行モデルのマイナーアップデート版、iPhone7s/7s Plus
AppleはiPhone8/Xと同時に、現行モデルであるiPhone7/7 Plusのマイナーアップデート版であるiPhone7s/7s Plusも発表するとされています。外観的には現行モデルとほとんど違いはないようですが、iPhone8同様にワイヤレス充電対応のため背面がガラス製となるほか、本体サイズがわずかに大型化するようです。
単独でLTE通信が可能、Apple Watch Series 3
今回のイベントでは、Apple Watch Series 3の発表も期待されています。そしてこの新Apple Watchの一部のモデルは、単独でのLTE通信が可能になるといわれています。デザインについては、刷新されるという情報と、現状維持という説の2通りがあります。
ただしLTE通信に対応してもデータ通信のみで電話はかけられず、LTE通信対応モデルについては販売国も限定される模様です。
なおApple Watch Series 3では対応するワークアウトの種類が大幅に増え、野球、ボーリング、ダンス、ゴルフなど、数多くのスポーツで利用可能になるようです。
4Kコンテンツ対応の第5世代Apple TV
そしてイベントでの発表が噂されているもうひとつの製品が、第5世代Apple TVです。12月発売のHomePodファームウェアで次期Apple TVが4K、HDRコンテンツに対応することを示すコードが見つかってから、iOS11ベータでも同様のコードが発見され、にわかに「Apple TVの発表近し」説が浮上してきました。ただしこのほかのスペックや機能についての情報は報じられていません。
9月12日午前10時にスタートする(日本時間では13日午前2時)イベントでは何が発表されるでしょうか。iPhone Maniaでは当日の情報を随時お届けします。
Photo:YouTube,Apple
(lunatic)