iPhone Xの需要は最大で5,000万台に達し、2018年の前半まで入手困難な状態が続く、との予測をApple関連情報に詳しい著名アナリストが発表しました。iPhone X用の部品は計画の40%程度しか製造できていない、との報道もあります。
iPhone Xの需要は5,000万台、来年前半まで入手困難
iPhone Xの発売初期の需要が4,000万台から5,000万台にのぼる、とApple関連情報の精度の高さで知られるKGI証券のミンチー・クオ氏が予測しています。
クオ氏は、iPhone Xの本格的な量産は10月には開始されるものの、iPhone Xの深刻な品薄状態は2018年前半まで続くだろう、と予測しています。
iPhone Xが供給不足になる原因のひとつと考えられているのが、ディスプレイ上部に埋め込まれ、顔認識などに活用されるTrueDepthカメラシステムです。多くのセンサー類を高密度に配置したシステムは、本格的な量産に向けた障壁になっているとみられます。
iPhone Xの主要部品、製造が計画の40%程度との報道も
最近、台湾メディアDigiTimesがサプライヤー関係者からの情報として、iPhone X用の部品が計画の40%程度しか製造できておらず、Appleが一部のサプライヤーに出荷調整をするよう伝えた、と報じています。
また、Appleは9月22日に発売したiPhone8/8 Plusの売れ行きを見てiPhone Xの出荷計画を詰める考え、とも伝えられています。
iPhone Xの発売初期の出荷台数は限定的、世界で争奪戦か
iPhone Xは、刷新されたデザインに伴う製造計画の変更、Appleの完璧主義、主要部品の供給不足により、出荷台数は限定的と予測されています。
クオ氏の予測どおり、iPhone Xの初期需要が5,000万台に達するレベルとなれば、世界中でiPhone Xを心待ちにしていたファンたちによる争奪戦状態となり、発売当初に入手するのは相当困難と思われます。
10月27日の予約受付開始直後に予約できるかどうかで、入手時期が大きく変わることになりそうです。
Source:9to5Mac
(hato)