iOS11にアップグレードして以降、アプリが起動しない、アプリがクラッシュする、といった不具合を訴えるユーザーが続出しています。iPhoneの設定リセットや、バックアップからの復元によって改善した、との報告も寄せられています。
iOS11へのアップグレード後の不具合報告が続出
iOS11にアップデートしてからバッテリーの減りが早くなるユーザーが多い、という測定結果を先日ご紹介しましたが、これはSpotlight検索のインデックス再構築などによる、一時的なものと考えられます。
しかし、これとは別にiOS11にアップグレード後、「アプリの動作が遅くなった」「アプリがクラッシュする」「アプリが起動できない」などの報告が掲示板サイトRedditに数多く寄せられています。
影響を受けているiPhoneのモデルは、iPhone6s、iPhone7、iPhone7 Plusが多く、iPad Proユーザーからの報告も寄せられています。iOS11を最初から搭載するiPhone8/8 Plusに関する不具合は寄せられていません。
「ベータの方は調子が良かったのに」
Twitter、Facebook、Messenger、Snapchatといったユーザー数の多いアプリのほか、SafariのようなApple純正アプリでも、固まって動作しなくなるなどの症状が報告されています。
あるユーザーは、「iOS11はベータの時から使っているが、とても調子が良かった。GM(ゴールデンマスター)版から、アプリが起動しなくなり、フリーズし、クラッシュするようになった」と述べています。
新デザインのコントロールセンターにも不具合?
iOS11でデザインが刷新されたコントロールセンターの、再生中のコンテンツを表示するウィジェットについて、Apple MusicやSpotifyで再生中の楽曲を操作できない、との不満も出ています。
iOS11にアップグレードした全てのユーザーで同様の問題が発生しているわけではありませんが、Redditの投稿からは多くのユーザーがiOS11で不具合に遭遇しているようです。
Redditには、いったんiPhoneのすべての設定をリセット(設定アプリから「一般」>「リセット」>「すべての設定をリセット」)するとアプリ関連の問題は解決した、とするユーザーや、iPhoneをバックアップから復元したら改善した、というユーザーもいます。
iOS11のインストール率は1週間で約25%
iOS11は、リリースから24時間で10.01%、1週間で24.99%のiOSデバイスにインストールされており、昨年のiOS10と比べるとゆっくりですが順調にインストール率が上がっています。
なお、iOS11の仕様変更には、戸惑わされるものも少なくありません。iPhone Maniaでは、解決策もご紹介していますのでぜひご一読ください。
Source:MacRumors
(hato)