米メディアMashableでカメラのレビューを担当するレイモンド・ウォング氏が先日休暇で日本を訪れた際、iPhone8 Plusと愛用のSONY α6300の両方を持参したものの、結局ほとんどiPhoneしか使わなかった経験をまとめました。
持ってきたのにほとんど使わなかった高性能デジタルカメラ
米メディアMashableのカメラレビューを担当するウォング氏(@raywongy)は、iPhone8 Plusと、愛用するSONY α6300をスーツケースにつめ込み日本を訪れました。
しかしながら、11日間の滞在でSONY α6300をスーツケースから取り出し、実際に使用したのは京都での1日のみで、撮影した写真の枚数はわずか30枚ほどだったといいます。
それ以外の場所では、すべてiPhone8 Plusで乗り切り、計700枚ほどの素晴らしい写真と思い出とともにニューヨークに帰還しました。
SONY α6300の性能がiPhone8 Plusに劣っていたわけではありません。ウォング氏の愛機であるα6300は、カメラマニアも納得の写真の美しさもさることながら、4K動画も撮影することができ、同氏が仕事でも使用する本格デジタルカメラです。
しかしながらウォング氏は、iPhone8 Plusは「単なる性能の良いスマートフォンのカメラ」の範疇に収まらないほどの魅力があるといいます。
1,000人以上のApple従業員がカメラ開発に携わったというiPhone8 Plusには、カメラマニアで、大手ウェブメディアでカメラのレビューを書く立場にあるウォング氏にさえも、もうデジカメはいらないと思わせるほどの説得力があるようです。
iPhone8 Plusは小さくて軽い
iPhone8 Plusの重さは約148グラムなのに対し、SONY α6300は約519グラムと、3倍以上の重量の差があります。
特に旅行中は、1日に相当の距離を歩き回ることもあるため、身軽であることは旅を楽しむ必須条件であるともいえます。ウォング氏が京都でSONYカメラを持ち歩いた日は、1日じゅう後悔し続けたというのも頷けます。
すべてのシチュエーションで美しい写真が撮れる
iPhone8 Plusは、iPhone7と同じ1,200万画素のイメージセンサー搭載カメラですが、ウォング氏によると画像のクオリティは段違いであるとのことです。
HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影がデフォルトでオンになっており、シーンを的確に判断し最適な設定に変更してくれます。ウォング氏は、仕上りには常に驚かせられっぱなしだと語ります。
iPhone8 Plusは、高速なA11 Bionicチップのおかげで、何百枚もの画像をバーストモードで撮影し、AIでノイズを減らしつつHDR画像を生成することができるといいます。
特に暗所撮影にはすこぶる強く、スマホで撮影したとは到底思えないようなクオリティの写真が撮れるとのことです。