Appleの最高デザイン責任者、ジョナサン・アイブ氏が雑誌Wallpaper*のインタビューで、1年以内にiPhone Xがソフトウェアによって進化を遂げる、と予告しています。また、Apple Parkの建築やインテリアについても語られています。
iPhone Xに1年以内に新機能追加!?
ジョナサン・アイブ氏が、自らデザインを担当した特別号の表紙が物議を醸している雑誌Wallpaper*のインタビューで、iPhone Xの今後の可能性について、以下のように語っています。
iPhone Xの注目すべき点は、その機能性がソフトウェアによって定義される、ということです。ソフトウェアの流動的な性質ゆえに、iPhone Xはこれから変化し、進化します。iPhone Xはこの先12ヶ月の間に、現在はできないことができるようになります。それは驚くべきことです。
先日は「iPhone Xは新たな進化への始まりに過ぎない」との発言も
1年以内にiPhone Xに追加されるという新機能は、インタビューでは一切明かされていません。
しかし、アイブ氏は自らが率いるデザインチームを「驚くほど熱心に、常に新たな選択肢を探し続けている」と表現していることから、今は想像もつかないような新機能が追加されると期待して良さそうです。
アイブ氏は、雑誌カーサ・ブルータスのインタビューでも、iPhone Xは新たな進化への始まりに過ぎないと、今後の進化に向けた計画が、すでに動き出していることを示唆する発言をしています。
Apple Park内社員食堂の椅子は日本人デザイナーの作品
インタビューでは、Appleの新本社Apple Parkの建築やインテリアデザインについても多くが語られています。
オフィスは、個人が集中して作業するスタイルにもグループワークにも対応できるよう、フレキシブルに変更可能な構造であることなどが明かされており、建築やインテリアデザインに関心がある方には興味深い内容となっています。
また、一気に4,000人の従業員が利用できる社員食堂で使われている椅子は、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が、広島県に本社を置く家具メーカーのマルニ木工のためにデザインしたものに、さらに特別な仕上げを施したものだそうです。
Source:Wallpaper*, マルニ木工
(hato)