iPhone Xだけで利用できる新機能アニ文字は、TrueDepthカメラで捉えたユーザーの表情を絵文字に反映しています。3Dセンサーを隠してもアニ文字が動作し続ける動画が話題となっていますが、アニ文字はTrueDepthカメラを搭載しない、iPhone X以外のiPhoneでも利用可能なのでしょうか?9to5Macがその疑問に答えています。
3Dセンサーを隠しても動作するアニ文字
Appleは、iPhone Xだけで利用可能なアニ文字について、TrueDepthカメラとA11 Bionicチップが連携し、顔の50以上の表情筋を読み取ることでユーザーの表情を絵文字に反映させている、と説明しています。
しかし、人気YouTuberのマーキス・ブラウンリー氏が公開したiPhone Xのレビューで、フロントカメラ以外のセンサー類を隠してもアニ文字が動作する様子の映像を公開し、アニ文字はiPhone X以外でも動作するのではないか、と指摘しています。
以下の動画の11分46秒あたりで、TrueDepthカメラの一部を隠してもアニ文字が動作する様子が確認できます。
フロントカメラのみでも動作するがアニ文字の精度が大幅に低下
9to5Macは、「3Dセンサーを隠してフロントカメラだけでもアニ文字は動作するが、表情の細かい変化を読み取ることができないため、フロントカメラだけではパフォーマンスは大幅に低下する」と指摘しています。
以下の動画の2分5秒あたりからの、赤外線カメラで撮影した映像では、iPhone Xがユーザーの表情を読み取るために、顔に無数のドットを照射していることがわかります。
Snapchatなどのアプリでも、同様のリアルタイム合成は可能ですが、赤外線センサーを用いるアニ文字ほどの精度は実現できないようです。
Source:9to5Mac, Apple
(hato)