サムスンの新たなスマートフォンのフラッグシップモデルGalaxy S6とS6 edgeが、先週金曜日に開催された中国のプレスカンファレンスで披露されました。ところが出席した500人のサムスンファン達は雇われて参加したようだと台湾の英語ニュースサイト、WantChinaTimesが報じています。
約半数は偽のサムスンファンだった
イベントには1,000人のサムスンファンが参加したようですが、およそ半数が雇われた偽のファンだったようです。
雇われた偽のファンの証言では、サムスンは30歳以下の学生のような人を探していたようで、少なくとも1時間イベントに参加すれば、30元(約580円)の報酬があったようです。また、採用を担当した人には一人当たり20元(約390円)が支給されたようです。
プレス向けの対応も指示
雇われた偽のサムスンファン達は、報道関係者にサムスンのファンであるからとか、サムスンの新しいスマートフォンに興味があるからイベントに参加したと話すように指示されていたようです。
ところが、集まったファンの半数が自分の持っているiPhoneを使って、Galaxy S6やS6 edgeを撮影していたようです。
SNSでも情報操作
別のファンは、イベントに15分以上参加し、中国のインスタントメッセージアプリWeChatを使って、サムスンの広告ページに写真や名前、電話番号をアップすれば50元(約970円)が支給されたようです。また、GalaxyのBaiduページにも「いいね」する必要があったようです。
サムスンはシェア獲得にプレッシャー
Kantar Worldpanelによりますと、中国都市部のスマートフォン市場におけるiPhoneシェアが27.6%に達しているようですし、サムスンは中国でのマーケットシェア獲得にかなりのプレッシャーを感じていたと考えられます。
参照元 : PhoneArena
執 筆 : リンゴバックス