iPhone XやiPhone8/8 Plusの高速充電のスピードを、主要スマートフォンと比較すると、2017年発売のiPhoneは、OnePlusとLGよりは遅いものの、Google Pixel 2やSamsung Galaxy Note 8よりは早い、という結果が公表されました。
主要スマホの充電速度を比較
iPhone XとiPhone8/8 Plusは、MacBook用の「USB-C電源アダプタ」と「USB-C – Lightningケーブル」を使って充電することで、高速充電が可能になりました。
ガジェット製品のレビュー情報サイトTom’s Guideが、主要スマートフォンのバッテリーを、0%から充電開始し、30分後と60分後の充電状況を比較するテストを実施し、結果を公表しました。テストは、それぞれのスマートフォンの電源を入れたまま、画面をオフにした状態で実施しています。
スマートフォン7モデルで比較したところ、トップは中国メーカーOnePlusの 5Tでした。同モデルは、30分で59%、60分で93%と、1時間でほぼ満充電可能となっています。
同モデルは、多くのAndroidスマートフォンで採用されている高速充電規格、QualcommのQuickChargeを採用せず、独自開発のDash Chargeを用いているのが特徴です。
iPhoneシリーズは、3位にiPhone X、4位にiPhone8、5位にiPhone8 Plusが入りました。いずれも、30分で約50%、60分で約80%の充電ができています。
以下は、Google Pixel 2が6位、Samsung Galaxy Note 8が7位という結果でした。
標準付属のアダプタだと遅さが目立ったiPhone X
また、iPhone XとiPhone8、iPhone8 Plusを、標準付属のACアダプタとケーブルで充電した場合は、iPhone8とiPhone8 Plusは30分でそれぞれ30%と26%、60分では58%と55%という結果でした。
高速充電との差が特に目立つのがiPhone Xで、30分で17%、60分で37%しか充電できていませんでした。
先日、iPhone Xの充電方法ごとの充電速度を比較した結果もご紹介していますが、iPhone Xをご利用の方で、短時間での充電を重視する方は、MacBook用の29WアダプタとUSB TypeCケーブルを使った方が良さそうです。
Source:Toms’s Guide
Photo:Appleサポート
(hato)