MMD研究所は12月8日、「2017年11月 中高生の通信利用実態調査」結果を公表しました。
中高生が契約しているデータプランは低容量の「1~3GB」が最も多かったのですが、Wi-Fiを積極的に使っているためか、全体の半数以上は「通信速度制限にかかったことがない」と回答しています。
iPhone所有率は女子中高生が特に高い
今回の調査は12~18歳の中高生男女1,147人を対象に、2017年10月26日~11月2日の期間でスマホアンケートアプリTesTeeを使って実施されました。
まず現在利用しているスマートフォンOSについて聞いたところ、女子中高生・男子中学生はiPhone所持率が高く、男子高校生はAndroid所持率が高いことがわかりました。
iPhone所有率は、全体的に男性よりも女性の方が高くなっています。
契約プランは1~3GBが最多だが、過半数は通信制限にかからないと回答
データ容量プランに関しては、中学生の19.2%、高校生の20.3%が低容量の「1~3GB」を利用しており、中学生の16.1%、高校生の17.5%が「4~6GB」を利用していました。
また、中学生の37.3%、高校生の26.7%は自分が契約している通信容量が「わからない」と回答しています。
しかし、1年間のうちデータ通信容量を使い切ってしまった頻度について聞いたところ、中学生の59.2%、高校生の52.0%が「通信制限にはほとんどかからない」とも回答しています。
Wi-Fi利用は1日6時間以上、モバイル通信は1時間未満
中高生が低容量プランでも通信制限にかからない要因の一つとして、Wi-Fiを上手に活用していることが挙げられます。
中学生の24.9%、高校生の22.0%は1日に6時間以上Wi-fiをつなげてスマートフォンを利用しています。
全体で見ても95%以上がWi-Fiを使用しており、中高生にとってもWi-Fiは必須であることが伺えます。
反対に、モバイルデータ通信でスマートフォンを利用している時間は非常に少なく、中高生ともに「1時間未満」が最多でした。
中高生の過半数「データ通信容量を追加購入したいとは思わない」
これまで速度制限にかかった時、通信容量を追加購入したことがあるか聞いたところ、「購入したことがある」と回答したのは中高生ともに20%以下でした。
逆に通信容量を購入したことがないほとんどの人たちは、認知の有無にかかわらず「購入したいとは思わない」と回答しています。データ容量の追加購入に関しては、非常にシビアなようです。
Source:MMD研究所
Photo:photo AC-紺色らいおん
(kotobaya)