これまでiOSでは「フィールドテストモード」を使うことにより、電波の強さを数値化することが出来たのですが、iOS11ではアンテナ表示しかできなくなっているようです。出来なくなった理由としては、ユーザーの混乱を回避するためや、デザイン変更が関連しているのではないか、とみられています。
iOS11では数値で表示されない
iOS10までは、電話で「*3001#12345#*」とダイヤルすると、フィールドテストモードが起動し、電波の強さを具体的に数値化することができました。値はマイナスで表示され、マイナスの値が小さい(ゼロに近い)ほど電波が強いことを意味します。
しかし、iOS11からは、同モードに入っても相変わらずアンテナが表示されたままです。
ニュースサイトRedmond Pieは「Appleがユーザーを混乱させるものだと考えていた」とし、iOS11をリリースするタイミング(正確にはベータ版の途中から使えなくなった)で廃止することを決定したのではないか、とみています。
また、ニュースサイト気になる、記になる…も、iPhone Xに合わせて、アンテナピクトのデザインが変更されたことが関係しているかもしれない、と指摘しています。
電力の強さを確認する方法は?
もっとも、iOS11でまったく可視化されなくなったわけではありません。
フィールドテストモードに入ったあと、Serving Cell Measurementsを選択し、Average RSRP(Reference Signal Received Power=基準信号受信電力)を確認すれば、dBmでLTE通信時の平均受信電力が数値で確認できます。例えば、上記画像では「-129.50 dBm」となっています。
Source:Redmond Pie,気になる、記になる…
(kihachi)