Apple初のスマートスピーカーHomePodは、比較的好調な滑り出しを見せているものの、同社はすでにこの秋に、現在のモデルよりもかなり安い「低価格版」の発売を検討しているとアナリストが予測しています。
Echo Dotに対抗する安価なHomePod投入か
Rosenblatt証券のアナリスト、ジュン・ザン氏は、Appleは現行の349ドル(約3.8万円)のHomePodよりも大幅に安い、150〜200ドル(約1.6万〜2.2万円)程度の新HomePodの投入を計画していると述べています。
ザン氏は低価格版HomePodのスペックは予測していませんが、Amazonの低価格版スマートスピーカーEcho Dotと競合する製品になると考えているようです。Echo Dotは、Echoに比べると音質は落ちるものの、スマートスピーカーを試してみたい消費者にとっては手が届きやすい価格設定となっています(現在Amazonで約4,400円で販売)。
ただしAppleは現行のHomePodでその音質に重点を置いているため、どのようにして値段を下げるのか(音質を犠牲にするのかどうか)が気になります。
Rosenblatt証券はAmazon Echoの今年の販売台数を1,000万台強、AppleのHomePodについては約600万台と予測しています。
次世代Apple PencilはiPhone X Plusに対応?
ザン氏はまた、Appleが今年発表する新製品についても予測しています。同氏は、次世代iPhone SE、またTrueDepthカメラを搭載したiPad Proが登場すると見ています。
さらにiPhone8 Plusについては、深みのある赤が特徴的な(Product)Red版がリリースされるとも予測しています。なおiPhone Xはメタルフレームを赤にするのが難しいため、(Product)Red版は発売されないとのことです。
もうひとつ興味深いのが、第2世代Apple Pencilの発売を予想していることです。しかもザン氏は新Apple PencilがiPad Proだけでなく、現行のiPhone Xよりも一回り大きな6.5インチ有機EL(OLED)ディスプレイを搭載した、通称「iPhone X Plus」にも対応する、と述べています。
Source:AppleInsider
(lunatic)