今年発売が見込まれる3種類のiPhoneのうち、6.1インチ液晶ディスプレイ(LCD)を搭載するモデルには、3D Touch機能が搭載されないとの予測が浮上しています。
新技術採用で3D Touch機能を廃止か
Apple関連の正確な予測で知られるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が投資家らに配布したメモにおいて、6.1インチLCD搭載iPhoneはコスト上の理由から、3D Touch機能を搭載しない可能性があると述べています。
クオ氏によると、6.1インチLCD搭載iPhoneでは「カバーガラスセンサー(Cover Glass Sensor、CGS)」という技術が採用され、タッチパネルが外付け式に変更されるため、組み込み式を採用する現行のiPhoneと比べ、タッチパネルモジュールの価格が23ドルから26ドル(約2,500円〜2,800円)程度へと15%ほど上昇する見通しです。
このコスト上昇分を相殺するため、Appleは6.1インチLCD搭載iPhoneには、3D Touch機能を搭載しない可能性があると、クオ氏は予測しています。
さらに同氏は、今後Appleは、2019年以降発売の有機EL(OLED)搭載モデルを含むすべてのiPhoneにCGS技術を取り入れる予定であり、3D Touch機能は完全になくなるかも知れないとも述べています。
6.1インチ液晶搭載iPhoneは売れる!?
クオ氏はつい先日も6.1インチLCD搭載iPhoneについて、SIMカードが2枚挿せるデュアルSIMと従来のSIMカード1枚のシングルSIMの2タイプが用意されるとの予想を明らかにしたばかりです。
同氏は6.1インチLCDモデルについて、2018年第3四半期(7月−9月)に1億台〜1億2,000万台が売れると見ています。また2018年通年のiPhone総出荷台数に占める割合が、65%〜75%にのぼるとも予測しています。
Source:MacRumors
(lunatic)