現地時間6月4日から開催される世界開発者会議(WWDC 18)での発表が確実視される、iOS12の新たなコンセプトデザインが公開されました。ロック画面の使い勝手改善に特化した提案がされています。
ロック画面に特化したiOS12のコンセプト画像
先日、BirchTreeによるiOS12のコンセプトデザインをご紹介しましたが、ブラジルメディアiHelp BRが、iOS12のロック画面のコンセプト画像を公開しました。
iHelp BRの創業者で編集長のフィリップ・エスポジート氏は、iOS12のロック画面に焦点を当てたコンセプト画像を製作するにあたり、Apple Watchでアプリの情報を追加表示できる「コンプリケーション」のような機能の搭載をイメージしたそうです。
ロック画面から3D Touchで追加情報を表示
iPhone Xで採用された有機EL(OLED)の、黒を表示するのに電力を消費しない特性を活かして、黒い背景に時計や天気などの情報を常に表示させる「常にオン」モードが提案されています。
ロック画面にタッチすると、通知がフェードインのように表示されます。
ロック画面の通知は、3D Touchで強く押すと追加の情報を見ることができます。例えば、「3」と表示されていた電話アイコンを強く押すと、3件の不在着信の内容を見ることができます。
音量表示はiPhone Xの「ノッチ」横に控えめに表示
現在、iOSで音量を変更すると表示が大きくて画面が隠れてしまいます。そこで、iOS12のコンセプトでは、音量を変更した数秒間、iPhone Xのノッチ(切り欠き)の左側に音量を表示することを提案しています。
エスポジート氏は、ロック画面ではないが、「ダークモード」の実現にも期待したい、としてコンセプトデザインを紹介しています。
なお、iOS11ではアクセシビリティ機能を使うことでダークモード風の表示ができる「スマート反転」が利用可能です。ただし、スクリーンショットの表示が通常表示では異なって見える、などの注意点があります。
iOS12は、日本時間6月5日の午前2時から開催されるWWDC 18の基調講演で発表される見込みです。基調講演の様子はライブストリーミングで配信され、誰でも無料で視聴できます。
Source:iHelp BR(Google翻訳)
(hato)