12日に行われたAppleの新作発表会では、Apple Watch Series 4の特長として、30%拡大したディスプレイ、落下の検知のほか、心電図(ECG: Electrocardiogram)の測定がアピールされました。しかし、この心電図機能は米国限定かも知れません。
米国外では法律に抵触か
これまで心拍数を測定する機能はありましたが、心電図を測定できるとなると、既存のスマートウォッチでも例がありません。Apple Watch Series 4で測定するには、ハプティックフィードバックを取り入れたデジタルクラウンに指を置いて、30秒待つだけです。
しかし、革新的な機能だからこそとも言うべきか、現時点ではFDA(米国食品医薬品局)の認可しか受けておらず、使用できるのは米国内のみとなるのではないか、という観測が浮上しています。
実際、ニュースサイトiPhone in Canadaの指摘から、米国のオンラインストアでApple Watch Series 4に掲載されている心電図測定機能が、カナダでは心拍数のトラッカーグラフに置き換わっていることが分かっています。
日本でも同様に、Apple Watch Series 4の特設ページで、心電図測定機能の画像は見当たりません。
心電図を測定できるとなると医療機器のカテゴリに入ってくることから、現行では法律に抵触してしまうということでしょうか。仮に同機能の搭載が米国外では見送られるとしても、将来的には世界中で使えるようになるかと思われますが、どのタイミングで利用可能となるのかは不明です。
Source:iPhone in Canada,Appleオンラインストア
(kihachi)