2014年9月に発売され、驚異的なセールスを記録しているiPhone6ですが、もしかすると、この商品を超えるようなヒット商品が生まれることは、今後ないかもしれません。
Apple、部品発注量の調整により利益率を維持か
台湾のDigitimesが入手したサプライチェーンからの情報によりますと、Appleは2015年第3四半期以降、iPhone6とApple Watchの製造に使用した部品発注量等を調整・見直しすることにより、現在の利益率を確保しようしているようです。
より具体的な内容として、Appleは台湾メーカーのCompal ElectronicsとWistronを製造ラインにすでに招き入れ、PCB(プリント基板)メーカーのZhen Ding TechとFlexiumに対してコストカットを目途とした競争をさせることを検討していると伝えられています。
驚異的なiPhone6のセールスにより、昨年世界ナンバーワンの企業価値にまで上り詰めたAppleですが、これらの動きが真実であった場合に意味するのは、iPhone6が過去・未来を見渡しても最高のヒット作であったかもしれないということです。Appleはテクノロジー企業として今後も発展を続けるため、さまざまな新技術や新規格などを製品に搭載していくことが予想されますが、国内外におけるスマートフォンの販売についても一時と比べれば飽和状態に達していることから、Appleも今後発売するiPhoneの販売をやや不安視しているのでしょう。
参照元:Digitimes、http://iphone-mania.jp/news-69605/
執 筆:クロス