iOSの次期バージョン「iOS13」で採用が噂される「ダークモード」などをイメージしたコンセプト動画が公開されました。「iOS13」は、6月に開発者向けに発表され、9月に一般ユーザー向けに提供される見込みです。
6月のWWDC 19で発表が見込まれる「iOS13」
これまでも「iPhone SE 2」など、Apple製品のコンセプトデザインを数多く公表しているYouTubeチャンネルConceptsiPhoneが、「iOS13」のコンセプト動画を公開し、40の新機能や新デザインを提案しています。
「iOS13」は、6月3日から7日に開催が見込まれる世界開発者会議(WWDC 19)で開発者向けに発表され、例年どおりなら9月に一般ユーザー向けの正式版が公開されると考えられます。
先日Bloombergが、iOS13について「ダークモード」の採用、CarPlayの改善、iPadに特化したホーム画面追加などの新機能が盛り込まれると報じています。
省電力効果も期待できるダークモード
画面を黒っぽい色調にする「ダークモード」は、暗い場所で画面が見やすくなるのに加え、黒を表示するのに電力を使わない有機EL(OLED)ディスプレイでは、消費電力を抑える効果があります。
Safariやミュージック、メッセージなどのアプリも、画面がダークカラーになることで、表示が引き締まって見えます。
現時点で、iPhoneの画面を極限まで暗くするには、アクセシビリティ機能を利用することで実現可能です。
OLEDや大画面を活かす新機能も提案
iPhone XやiPhone XS/XS MaxといったOLEDディスプレイ搭載モデル向けの、画面がロックされていても時計や天気予報を表示できる「常時オン」ディスプレイも描かれています。
また、Siriを呼び出しても画面全体が占有されないデザインも盛り込まれています。
ボリューム調整も画面の片隅に控えめに表示されるほか、再生中の動画を画面の一部で表示しておく「ピクチャ・イン・ピクチャ」も実現したら便利そうです。
画面を上下に分割して使える「スプリットビュー」は、iPhone XS Maxなどの大画面モデルをタブレット的に使うのに良さそうです。
iPadはマルチユーザー対応に?
iPad向けの機能としては、複数ユーザーで共用できるよう、複数アカウントでのログインに対応しています。
ユーザーによって利用可能なアプリを制限できれば、iPadを共用してもプライバシーが守られそうです。
6月の発表に期待!
コンセプトデザインに描かれた機能が「iOS13」で実現するかは分かりませんが、「ダークモード」などは以前からユーザーから希望の多い機能だけに、6月のWWDC 19での発表を楽しみに待ちましょう。
ConceptsiPhoneが公開した動画はこちらでご覧ください。
Source:ConceptsiPhone/YouTube
(hato)