オーストラリアのスマートフォン比較サイトFoneFoxが、Apple Watchを身につけてシャワーを浴びたり、プールで泳いだりして耐水テストを行い、その様子を動画で公開しています。
防水ではないがIPX7等級
アップルはApple Watchについて、「Apple Watchは防沫性能と耐水性能を備えていますが、防水性能はありません」と公式に案内しており、「Apple WatchにはIEC規格60529にもとづくIPX7等級の耐水性能があります」としています。
30分間水没しても大丈夫
これはIEC(国際電気標準会議)が定める防水・防塵の保護規格で、Apple Watchが「IPX7」という等級で、1mの水深に30分間水没しても、内部には浸水しないと規定されているということです。しかし、アップルは法的な問題もあり、耐水性に関してはこれまで控えめな説明をしていました。
シャワーは問題ない
今回FoneFoxは、公開した動画でApple Watchが実際どのくらい耐水性があるのかを試しています。まず、Apple Watch Sportを腕にはめて軽くシャワーを浴びています。その後、さらに石けんをつけて、普通にシャワーを浴びています。特にApple Watchには問題はありません。以前、アップルのCEO(最高経営責任者)ティム・クック氏もApple Watchをはめてシャワーを浴びていると発言していました。
テストは進み、FoneFoxはApple Watchの電源を入れたまま、バケツの水の中に5分沈めています。これも大丈夫のようです。今度はプールに沈めています。Apple Watchをはめてプールに15分間潜った様子を撮影しています。
水中でも問題なさそうだが
プールの中ではディスプレイは表示していますが、タッチしても反応はありません。これはディスプレイに静電容量方式のタッチセンサーを採用しているため、反応しないのはやむを得ないと思われます。しかし、見た限りは問題なく機能しているようです。実際、水中でもDigital Crownは操作が可能で、ズームイン、ズームアウトとも機能していました。
アップルはApple Watchを装着したまま、頻繁に泳いだりすることを薦めてはいませんが、今回の動画からApple Watchは予想以上に耐水性に優れていると思われます。iPhoneやiPadは残念ながら耐水性では劣っており、密閉された設計となるApple Watchに分があるようです。
そうはいっても、あまり無茶なことはしない方が良さそうですね。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-69912/
執 筆 : リンゴバックス