アップルは現地時間4月28日、App Storeのレビューガイドラインに新たな項目を追加しました。そのうちのいくつかは、Apple Watchアプリを対象にしたものとなっています。
「時間機能だけのアプリは却下」を公式に発表
アップルはApple Watchアプリの受付を開始した時点から、時間を示すだけのアプリは却下しており、多くのデベロッパーからは不満の声が上がっていました。しかし今回、正式に項目を追加し、文書化しています。
10.7 主な機能が時間を示すだけのWatchアプリは却下する
今年後半にはネイティブアプリ開発キットがリリース
Apple Watchでは現在、サードパーティーがカスタムのWatchフェイスを開発することは認められていません。ユーザーの選択肢は、あらかじめインストールされている10種類のフェイスに限定されています。
ほとんどのフェイスがユーザーの好みに合わせてカスタマイズ可能となっていますが、それでも自由度は低いといっていいでしょう。
今年後半のリリースが見込まれる、ネイティブアプリが開発可能なキットが登場すれば、サードパーティーによるフェイスの開発も実現するかも知れません。ただしこれについては、認められるのはアプリ開発のみで、システムレベルのフェイスの開発は含まれないという見方もあります。
次のWatch OSでは別のフェイスが追加される?
しかしアップル自身がフェイスの追加を検討しているようです。ヘルプガイドには次のような説明が記されています。
「Apple WatchにはさまざまなWatchフェイスがあり、いずれも好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。ソフトウェアアップデートを頻繁にチェックしてください。今のApple Watchとは違うフェイスのセットが見つかるかもしれません」
これは今後のApple Watchファームウェアのアップデートで、フェイスが追加されることを意味していると思われます。少なくとも、近い将来リリースするWatch OSでは、バンドルするフェイスのセットを変更することを考えているようです。
参照元 : 9to5Mac、Apple、http://iphone-mania.jp/news-70281/
執 筆 : lunatic