今月初めにアップル本社があるクパチーノ市で、強盗誘拐事件が起き、盗まれたものの中に「iPadのテストモデル」が含まれていたと現地のSan Jose Mercury Newsが伝えています。しかし、問題のiPadのテストモデルはまだ見つかっていないようです。
被害者の20歳の男性は、女性が出したオンライン広告を見て連絡したところ、強盗に遭い、誘拐されたようですが、幸いその後無事保護されました。
盗難に遭ったiPadは新型試作機か?
警察は盗まれたものの中には、アップルのiPadのテストモデルが含まれているとしていますが、それ以上の詳細な情報は明らかにしていません。
被害者は警察に対して、アップルのiPadのテストモデルは被害に遭ったものの1つで、iPadの他にも電子機器など7,500ドル(約89万円)相当の被害だと述べているようです。この件に関連して地元警察は、既に2人の容疑者を拘束しているようです。
アップルの試作機の盗難は以前にも
アップルのテスト用機器が盗難に遭ったのは今回が初めてではありません。最も知られているのは、2010年にサンフランシスコのバーでリリース前のiPhone4の試作機が見つかった事件です。iPhone4を発見した人が5,000ドル(約59万円)でGizmodoに売却しようとしましたが、自宅にも当局の捜査が入り、結局アップルに返還されました。
現在のところ、盗難に遭ったiPadが次期iPadの試作機なのか、過去のテスト機器なのかは定かではありませんが、未だ見つかっておらず何処かにあることは確かです。
今回の件では幸いにも誘拐された被害者は無事保護されましたが、被害者がアップルの従業員なのかどうかは明らかにされていません。
参照元 : 9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-70353/
執 筆 : リンゴバックス