調査会社であるKantarが行った市場調査によれば、世界的にiPhoneのシェアが減少していることが分かりました。
世界的なシェア減少
Kantarの調査によれば、iPhoneのシェアが世界中で数ヶ月連続して縮小していることが明らかとなりました。主要マーケットの中では、唯一と言っても良いほど毎月増加を続けていた中国も、2月の27.6%から3月には26.1%と、8ヶ月ぶりのシェア減少となりました。
また、アメリカでのシェアは、2014年12月の47.7%から、2015年3月には36.5%と大幅に減少しました。Forbesによれば、この数値は1年前の36.7%に等しいとのことです。一方で、Androidは同期間中、47.6%から58.1%にシェアを増やしました。
日本でも、2014年12月の60.2%から、2015年3月には45.1%と、iPhoneは大きくシェアを失う結果となりました。2013年12月にはシェアが68.7%あったことを考えれば、1年半近くで20%以上もAndroidにシェアを奪われてしまったのは驚くべき事実です。
iPhone6シリーズはしっかり浸透中
とはいえ、悪いニュースばかりでもありません。
iPhoneユーザーの中で、iPhone6やiPhone6 Plusを用いているユーザーは18%にまで上昇し、64%がiPhone5以降のシリーズを用いているとのことです。
調査会社であるKantarによれば、ヨーロッパでのiPhoneシリーズの躍進はめざましく、ドイツやフランスなどヨーロッパ域内での主要5ヶ国において、Android端末からiPhoneに乗り換えたユーザーは、2015年第1四半期に獲得したユーザーのうち、平均して32.4%にも上ったそうです。
数多あるAndroid端末に、iPhoneシリーズだけで、アップルがこのように拮抗していることは、依然として目を見張りますが、iPhoneシリーズのシェアが徐々に減少し続けている事実も、やはり無視できません。そろそろ市場も、iPhone6s待ちの体制に入ってきたということでしょうか。
参照元:Forbes、http://iphone-mania.jp/news-71151/
執 筆:kihachi