12インチを超える大型ディスプレイを搭載したiPad Proがリリースされるという噂は、昨年頃から頻繁に出始めていますが、そのリリース時期ははっきりとしない状況が続いています。
なかなか発表されないiPad Proですが、同デバイスには今年発売されるであろう3つの理由が存在します。
ビジネスユーザーは大型のiPadを求めている
コンサルティング企業Quantum Trading StrategiesのCIOであるSean Udall氏は大型のiPadの必要性について、以下のように述べています。
“The old one did work just fine. I love the iPhone 5S, [but] the bigger screen is definitely nice. I was an Android user for about 18 months to two years because I like those larger screens. I think the iPad is sort of the same.(大きなディスプレイは非常にいい。iPhone5sも好きだったが、大きなディスプレイが欲しくて、Androidユーザーだった時期すらあった。iPadについても同じことが言える。)”
“Udall said he wouldn’t want to work all day on the current iPad, but there are many individuals who use it instead of a laptop or some other device.(現在のiPadのディスプレイサイズで、1日中働こうとは思わない。だが、ラップトップなどの代わりにiPadを使いたいと考えているユーザーは多くいるはずだ。)”
筆者もiPad Air2を使用しています。その使用感には概ね満足していますが、メイン端末として使用するにはディスプレイのサイズに物足りなさを感じているのは事実です。
Udall氏の言うとおり、多くのビジネスマンにとって、大型ディスプレイ搭載のiPad発表は待望なのではないでしょうか。
ビジネスアプリケーションは、大型ディスプレイに適している
表計算アプリやテキスト編集アプリ、プレゼンテーションアプリなど、多くのビジネスアプリケーションは大型ディスプレイにとてもよく合います。
現在、AppleはiPad miniを発売していますが、iPhone6/6 Plusの発売により、その販売数が落ち込むなど、製品としての立ち位置が微妙なのはこれまでご紹介している通りです。
Appleは、iPad Proを投入することにより、この状況に改善をもたらすことを検討しているとしても不思議でありません。
IBMとのパートナーシップ
iPhone Maniaでもご紹介した通り、Appleは昨年IBMと提携しました。
IBMはその後、特にiPad向けのビジネスアプリケーション開発に積極的で、IBMもiPad Proの早期発表を心待ちにしている状況だと考えられます。
MacBookを持ち歩くのは少し重いが、iPadではメイン端末として使用するには不安があるという方にとっては、早くiPad Proを発売してもらいたいものですね。
なお、近年Appleは新型iPhoneを9月に発表し、翌10月に新型iPadを発表するというリリーススケジュールを採っています。iPad Proの発表があるとすればその頃が最も有力ですが、果たして・・・?
参照元:benzinga
執 筆:クロス