発売時からの部品生産でのトラブルや需要の軟化を受け、KGI証券のMing-Chi Kuo氏が、Apple Watchの今年度の出荷予測数字を大幅に引き下げました。
2,000~3,000万本から大幅引き下げ
Kuo氏が現地時間20日に投資家らに配布したメモによると、同氏はアップルの2015年度末となる9月末までのApple Watch出荷本数を1,500万本以下と予測しており、当初の2,000~3,000万本から大幅に引き下げたことがわかりました。
Taptic Engineの供給問題については5月後半から改善されており、アップルは消費者需要に追いついているようです。しかし一方でApple Watch需要そのものが、4月終わり頃から軟化しているとKuo氏は指摘しています。
KGIの調査によれば、注文済みのApple Watchの大半が6月出荷となっており、先行予約の時点からほとんど変わっていません。そのことからKGIは、2015年後半の生産は注文に間に合っていると判断、Apple Watch需要は落ち着いていると分析しています。
80%以上が42ミリモデル
また調査から、これまで注文されたApple Watchの80%以上が42ミリモデルであり、事前予約した購入者の大多数が男性である可能性が高いとしています。
ただしアップルは売り上げ数字を公表していないので、実際にApple Watchがどれだけ出荷されたかは不明のままです。
Kuo氏はアップルがこの秋に、Apple Watchに新たに3種類のケースを追加すると予測しています。
参照元 : AppleInsider、http://iphone-mania.jp/news-72435/
執 筆 : lunatic