iPhoneの組み立て製造を行っているFoxconnグループが、iPhoneの製造のためインドに新たに3つの工場を建設する予定だと台湾のメディアが伝えています。Foxconnは4月中旬にもインドに工場を建設するとの噂がありました。
iPhoneの工場建設を認可か
インドの技術系サイトは先週、Foxconnがムンバイを州都とするマハーラーシュトラ州に、iPhoneを製造するため新たな工場を建設する許可を得たようだと伝えています。
州首相、中国河南省のFoxconn工場を訪問
今回の報道の情報源は今のところはっきりしていませんが、インドのメディアが、マハーラーシュトラ州のデベンドラ・ファドナビス州首相が、ナレンドラ・モディ首相の代表団の一員として中国を訪問した際に、河南省にあるFoxconnの工場を訪れたことが発端となっているのではないかと思われます。
河南省のFoxconnの工場には約30万人の従業員が勤務しており、最新のiPhone6を含め、複数のiPhoneモデルが製造されています。
インドは急速に都市化
Foxconnの工場への訪問が一般的な視察だったのか、iPhoneの工場誘致のための訪問だったのかは、はっきりしていません。今回の訪問の目的は経済拡大のためと考えるのが一般的です。
しかし、ファドナビス州首相が「インドは急速に都市化しています。モディ首相はスマートシティ構想を打ち出しており、国内の経済や文化の中心となっているマハーラーシュトラ州はこの構想に貢献しなければなりません。そのためには中国の専門的技術と投資を呼び込む必要があります」と述べたとインドのメディアが伝えています。
工場建設はApple Store出店を加速させる
もし、アップルがFoxconn経由でインドにiPhoneの組み立て工場を建設することになれば、インド国内に多くのApple Storeを出店することが可能となります。インド政府はこれまで、国内でiPhoneが製造されていないことを理由に、旗艦店となるApple Storeの出店を許可してこなかった経緯があります。
果たして、数年後にはインド製のiPhoneが発売されることになるのでしょうか。
Source : Patently Apple、http://iphone-mania.jp/news-72752/