アップルの製造パートナーであるFoxconnは次期iPhoneとなるiPhone6sのほとんどと、リリースが噂されている12.9インチのディスプレイを搭載した、いわゆるiPad Proの製造を独占的に行うことになると著名アナリストが予想しています。
4.7インチiPhone6sが66%占める
アップルの新製品情報に詳しいKGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏が、台湾のメディアChina Postに伝えたところによりますと、今秋リリースが予想されているiPhone6sは、従来と同じ4.7インチと5.5インチサイズの2つのモデルからなり、4.7インチモデルが66%を占める模様です。
また、Kuo氏はiPhone6sはApple Watchや新しいMacBookに採用された感圧タッチ技術を改良した、新たなForce Touchが搭載されるだろうと述べています。
次期iPhoneの70%を製造
また、iPhoneの製造における歩留まり率の低さから、Foxconnが製造の60%から70%を受注する模様だとも付け加えています。
Kuo氏は、アップルがiPhone6sを8月に発表すると予想していますが、これまでアップルは6月か9月に新しいiPhoneを発表しており、1カ月前倒しで発表することのメリットがあるのかは疑問です。ただ、四半期決算の数字には影響すると思われます。
Kuo氏の8月発表の予想は正しい?
これまでKuo氏のアップルの新製品についての予想では、ハードウェアの特徴やコンポーネントのサプライヤーなど、正確な情報を提供していました。しかし、製品の発表や発売の時期については予想を外しています。例えば、今年初めにはApple Watchの発売は3月としていましたが、実際は4月に発表でした。また、昨年は5.5インチのiPhone6 Plusが2015年まで発売されないと間違った予想をしていました。
iPad Proは今年いよいよリリース
Kuo氏は先週配布した投資家向けのレポートで、12.9インチのiPad ProはFoxconnが独占的に製造を行い、今年第4四半期(10月〜12月)に出荷されると予想しており、このスケジュールはこれまでのiPadのリリーススケジュールである10月〜11月と合致しています。
ただし、スケジュールについては、iPad Proは2016年に出荷開始になるとの予想もあります。iPad ProはForce Touchを搭載し、Bluetooth接続のスタイラスペンが用意されると予想されており、USB-Cポート、NFCも装備している模様です。
Source : Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-72776/
(リンゴバックス)