現状、Apple Watchでは各種センサーを利用して収集した心拍数やその他の情報から、アルゴリズムを使ってカロリー消費量を割り出しています。
算出されたカロリー消費量は、現状でもかなり正確な数値とされているのですが、仮にアップルが既にApple Watchに搭載している、血液中の酸素濃度が計れる機能を作動させた場合には、もっと正確なカロリー消費量を計測することが出来る可能性があります。
Apple Watchにはパルスオキシメーター機能を既に搭載か
Apple Watchの分解レポートを公開したiFixitが指摘しているのですが、Apple Watchの心拍数センサーには、血中酸素飽和度を測る機能が既に搭載されているようです。
Apple Watchを分解したiFixitは「アップルの心拍数センサーは、実際はプレチスモグラフであり、脈拍数と動脈血の酸素飽和度を計測できるパルスオキシメーターのように作用しているのですが、アップルが血中酸素飽和度を計測できるとは説明していないだけだ」と述べています。
iFixitの指摘は、必ずしも心拍数センサーとは別に、パルスオキシメーターセンサを発見したことを意味するものではありませんが、Apple Watchの心拍数センサーは、既に心拍数を計測するためにパルスオキシメーターの機能を利用している可能性があるようです。
FDAの承認待ちのため公表を控える?
アップルがApple WatchのWebサイトやユーザーガイドなどに、パルスオキシメーターの機能があるとはもちろん公表していません。しかし、憶測ではありますが公表していないのはFDA(アメリカ食品医薬品局)の承認を待っている可能性があり、承認が下り次第、ソフトウェアアップデートで対応し、パルスオキシメーターの機能が追加されるのではないかと予想できます。
Apple Watchのリリース前にはアップルの役員がFDAを訪問したり、多くの医療や健康に関連する専門家をヘッドハンティングしたりしていましたから、今回の予想は十分あり得る話ではないでしょうか。
Source : iDownloadBlog、http://iphone-mania.jp/news-72969/
(リンゴバックス)