先日、AppleがiOS9において純正マップアプリApple Mapを進化させ、乗換案内機能を搭載する予定であることをご紹介しましたが、同機能の提供は、iOS9のリリース当初、アメリカやカナダなどの一部都市に限られたものとなる可能性が浮上しました。
乗換案内機能は北米・欧州・中国の一部都市のみでの提供か
iOS9において、Apple Mapsには乗換案内機能が搭載されると噂されてきましたが、リリース当初、日本はそのサービスの対象エリアとして含まれない可能性が浮上しました。
Google Mapsには、目的地までのルート検索の際に、既に乗換案内機能が搭載されていますが、Apple Mapsにおいてはいまのところ搭載されていません。都心などでは特に乗換が多いため、重宝する機能の1つなのですが、Apple Mapsにおける日本での同機能の提供はさらに遅くなる可能性があることを米メディアの9to5Macが伝えています。
iOS9のリリース当初、乗換案内機能の提供はアメリカのサンフランシスコとニューヨーク、カナダのトロント、ヨーロッパのロンドン・パリ・ベルリン、中国ではAutoNaviデータが網羅している地域となりそうです。
東京や大阪をはじめ、日本の鉄道網は非常に細かく、他国と比較してもその提供は非常に難易度が高いように思います。Appleは近年、自社に足りない領域を、企業買収などで補完する傾向にありますので、日本でも乗換案内サービスを提供している会社を買収するなどの動きが今後あるかもしれませんね。
それにしても、報道が事実であれば、期待していた方にとっては少し残念なニュースとなりそうです。
Source:9to5Mac、http://iphone-mania.jp/news-72979/
(クロス)