アップルはiPhoneの部品のサプライヤーとして、新たな企業の追加を検討しているようです。台湾メディアDigiTimesが伝えています。
LCDドライバICサプライヤー候補に3社の名前
DigiTimesが台湾のICデザインハウスから得た情報によると、現在LCDドライバICサプライヤーの候補として、台湾Novatek Microelectronics、台湾Himax Technologies、台湾FocalTech Systemsの名前が挙がっているとのことです。
3社は製品の検証のため、すでにサンプルを納品しており、アップルは今年第2四半期末までには新しいサプライヤーを決定すると見られています。
アップルはLCDドライバICについて、Synaptics(旧ルネサスエスピードライバ、RSA)1社に依存する形からの脱却を目指していると報じられていました。
台湾Merry Electronics、音響部品の受注狙う
またDigiTimesは、台湾のヘッドセット部品メーカーであるMerry Electronicsが、アップルからの音響関連部品の受注を目指しており、部品サンプルをアップルが検証中であると報じています。
同メディアによれば、アップルはiPhoneについて、ヘッドフォンはフォスター電機、マイクとスピーカーはそれぞれ中国のAAC TechnologiesとGoerTekから購入しています。
MerryおよびJetvox Acoutstic、Eastern Technologies Holdingの台湾メーカー各社は、アップルが買収したBeatsにこれまで音響部品を提供してきました。しかし最近では中国メーカーがサムスン、ソニーなどのスマートフォンメーカーから音響部品の発注を勝ち取っており、競争が激化している模様です。
Source : DigiTimes、http://iphone-mania.jp/news-72994/
Photo : Merry Electronics
(lunatic)