WWDC2015の開催期日がいよいよ迫ってきました。開幕初日の目玉である基調講演で発表される内容を、米AppleInsiderがこれまで明らかになっている情報をまとめ、予測しています。
Apple TV
基調講演で発表される可能性が高いとされる新Apple TVは、新たにA8プロセッサ、App Store、Siriを搭載するといわれています。またリモートコントロールにも入力用タッチパッドが採用されるとの情報があります。
しかし新Apple TVの形状がこれまで通りなのか、それとも新たな外観へと変わるのかは不明のままです。Siri対応となればマイクが必要になりますが、どこに設置されるかもわかっていません。
ハードウェアが新しくなり、App Store対応となれば、Apple TVのインタフェースも刷新される可能性が高くなります。
iOS9とOS X10.11
AppleはWWDCにおいて、iOSとOS Xの次期バージョンを発表することを明らかにしています。
iOS、OS Xともに、過去数年でデザインが大幅に変化しているので、ビジュアル面では今回はそれほど目立った変更はないと見られています。ただしiOS8の最新ベータ版では音楽アプリが改善されており、このアプリが新しい音楽配信サービスとともにiOS9の一部として紹介されると思われます。
両OSについて、今年もうひとつアップデートされると見られているのがマップです。Appleは同分野でかなりの買収を行っているので、噂になっているように乗換案内機能が搭載される可能性があります。
また同社は屋内GPSに関連する買収も行っているので、店舗やショッピングモール内の地図および位置データをマップに追加するかも知れません。
音楽配信サービス、ただしテレビサービスの発表はなし
次期iOSおよびOS Xでは、新たな音楽配信サービスが導入される見通しで、この発表もWWDCで行われると見られます。Appleが買収したBeats MusicやSpotifyと類似した新サービスは、月額10ドル程度になる模様です。これに伴い、iTunesもアップデートされ、新音楽サービスに対応することになるでしょう。
ただし8日の基調講演では、秋の導入が噂される新テレビサービスについての発表はなさそうです。
Apple WatchとHomeKit
AppleはWWDCにおいて、Apple Watchのネイティブアプリ開発キット(SDK)を発表することを明らかにしています。サードパーティーによるネイティブアプリの紹介や、もしかすると次期Watch OSについての発表もあるかも知れません。
HomeKitについては、WWDCに先駆けてすでに5社が対応製品の発売や予約受付開始を発表していますので、基調講演では関連する発表はあったとしても、大きな発表はなさそうです。
WWDC2015の基調講演は、太平洋時間の6月8日、午前10時(日本時間9日の午前2時)からのスタートとなります。
Source : AppleInsider、http://iphone-mania.jp/news-73689/
(lunatic)