WWDCの基調講演の最後、One more thingとしてApple Musicが発表されました。Apple Musicは事前の予想通りBeats Musicを発展させたストリーミング配信型のサービスですが、Siriとの連携強化などiPhoneアプリとしての長所も多数盛り込んでいます。
月額9.99ドル、3ヶ月は無料
Apple Musicは月額は9.99ドル(約1,250円)で提供されます。またファミリープランとして6人まで月額14.99ドル(約1,900円)とするプランも用意されています。ただし最初の3ヶ月間は無料期間が設定され、Apple Musicを試しに使ってみることも可能です。
これまでの「ミュージック」アプリにApple Musicのストリーミング配信機能を搭載して、同時に「ミュージック」アプリの操作画面もより使いやすいものに刷新されます。またSiriに「1993年のヒットソングは?」と聞くと、その音楽がミュージックアプリで再生されるなど、これまでにない機能も実装されます。
さらにラジオ機能(Beats 1)の搭載や楽曲作成の舞台裏を動画で見られる機能なども含めて、Appleは全く新しい音楽サービスとしてApple Musicを発表しました。
リリースは6月30日、100カ国以上で開始
このApple Musicは6月30日から開始されます。当初から100カ国以上で利用できるとされており、日本でもおそらく利用可能になるでしょう。あとは国内のレコード会社がどこまで参加するかが鍵になりそうです。
またWindows PCやAndroid端末向けのApple Musicアプリも秋にリリースされます。これでiOSユーザーだけでなく、幅広いユーザーを確保することが可能になります。Appleが目指しているとされる「ユーザー数1億人」も夢ではないかもしれません。
Source : Apple、http://iphone-mania.jp/news-74183/
(KAZ)