リサーチ会社のcomScoreが6月5日に発表したデータによると、1月に行われた前回調査に比べ、アメリカ国内におけるアップルのシェアが4月では微増していることが分かりました。また、サムスンやMotorolaを始めとする、アップル以外の大手ベンダーが軒並みシェアを減少させたなか、LGのみがシェアを増やしていることも判明しました。
ついにAndroidとのシェア差は10%未満に
comScoreが新たに行った調査によれば、1月には41.3%だったアップルのシェアは、4月時点で43.1%に上昇したそうです。一方で、サムスンは同期間の比較で、29.3%から28.6%へとシェアを落としました。
iOS搭載端末しか提供していないアップルのシェアが増えることは、そのままAndroid全体のシェアが下がることを意味します。1月時点で53.2%だったAndroidのシェアは、今回の調査で52.2%に減少しました。
大手ベンダーではLGが唯一シェア拡大
一方で、Android端末でありながらも好調だったベンダーがLGで、同期比で8%から8.4%へとシェアを増大させることに成功しました。同メーカーの旗艦モデルにして、フレキシブル・スマートフォンであるG Flex2の売上が、同じ韓国メーカーであるサムスンのGalaxy S6が失敗に終わったことと比較して、好調であることなどが理由です。
他社が魅力的な端末を打ち出すことが出来ないなか、現状ではアップルの一人勝ちといった感がありますが、新型iPhoneが9月25日に発売される可能性があることを考えると、各ベンダーにとっては、年後半に更なる試練が待ち受けていると言えそうです。
Source:TechCrunch、http://iphone-mania.jp/news-74367/
(kihachi)