サムスンとアップルが、デュアルレンズ・カメラを新たなスマートフォンに導入しようとしていることは以前から噂となっていましたが、サプライヤー側としても、かなり導入される可能性が高いと考えていることが分かりました。韓国メディアのEtnewsが報じています。
サプライヤーは色めき立つ
Etnewsがカメラのモジュールを製造するサプライヤーに取材を行ったところ、サムスンとアップルから近いうちにデュアルレンズ・カメラのオーダーが来るという観測は、ほぼ間違いない程度にまで高まっているそうです。
デュアルレンズ・カメラはシングルレンズ・カメラが持っている限界を突破するとの評判が高く、薄くて軽いスマートフォンでも、光学手ブレ補正(OIS)機能を備えた1,600万-2,000万画素での撮影が可能です。
これまでのシングルレンズ・カメラでは、高性能のセンサーを積もうとすると、どうしてもカメラのモジュールが幅を取ってしまうため、薄さや軽さを追求するベンダーとの方向性とは合わないことがネックでした。
iPhone7に搭載か
デュアルレンズ・カメラでは、2つのレンズと複数のセンサーシステムが、奥行き、明るさ、色彩を鮮やかに表現するうえ、上述した容積の問題も解決出来ることから、既に搭載済のHTCやHuaweiに続く形で、各社がこぞって搭載に向けて乗り出しています。そのため、2016年はデュアルレンズ元年となるのでは、とも言われています。
またアップルは、複数の写真を同時撮影出来る高性能センサーや、奥行きを測るアルゴリズム、3Dマップなどの開発を手掛けるLinXをすでに買収済であることからも、デュアルレンズ・カメラがiPhone7以降の機種に搭載されるという見方は、かなり正鵠を射たものになりそうですね。
Source:Etnews,Phone Arena
(kihachi)