AppleのA9プロセッサを韓国Samsungとともに受注した台湾のTSMCが、ライバルのSamsungに先んじて、早ければ6月中に量産体制に入るようです。g for gamesが中国時報の報道を伝えています。
生産量、コストともにTSMCが上
14nmプロセスを採用するSamsungより、16nmプロセスを採用するTSMCのほうが生産性が高いと判断され、Appleからの発注量が増えたようだという情報は、以前iPhone Maniaでもお伝えしました。
中国時報によれば、TSMCは製造コストの安さでもSamsungを上回っているようです。
同報道によると、TSMC、Samsungは、ともに3月にA9チップの製造に着手しています。試験的製造の段階は5月に終了しましたが、TSMCの生産量はSamsungを上回ったばかりでなく、生産コストも安価だったようです。
気になるSamsungの動向
A9チップの性能および品質については、両社間の差は見られなかったものの、TSMCのほうが生産量が多く、コストが低いことから、AppleはTSMCへの発注量を増やした模様です。
中国時報はTSMCが6月中にA9チップの量産を開始すると報じていますが、Samsungがいつ量産体制に入るかについては触れていません。
Source : g for games
(lunatic)