先日、AppleはWWDC2015の基調講演の中で、新音楽サービス「Apple Music」を発表しましたが、現在同じカテゴリのサービスを提供する競合内で、最もユーザーの支持を得ている音楽ストリーミング大手「Spotify」が、現在の会員数概要について、発表しています。
有料会員は2,000万人、無料会員は5,500万人
音楽ストリーミング大手「Spotify」には、有料/無料の2つの料金体系があります。無料会員は、再生の際に広告表示が入る一方で、有料会員にはこれが入らず、さらに高音質で音楽ストリーミングを楽しめる点が特徴です。
現地時間10日、「Spotify」はこれら会員の内訳について、現在有料会員が2,000万人、無料会員が5,500万人であることを発表しました。
AppleはWWDC2015において、新音楽サービス「Apple Music」を発表し、「Spotify」の牙城を崩すべく6月30日よりサービスを開始することを予定しています(※日本においてサービスが展開されるのかは不明)。
「Spotify」自体は、Appleの音楽ストリーミング事業への参入について、特にコメントしていませんが、目標ユーザー数を1億人に設定しているといわれる「Apple Music」が、今後どの程度の成長速度を見せるのかに注目が集まります。
国内は戦国時代の様相
昨日、無料メッセージアプリを提供するLINEが、LINE MUSICを開始すると発表しました。今のところ、ユーザー数の速報値などは明らかにされていませんが、学割などの独自システムを設けているほか、料金体系も似ていることから、「Apple Music」がもし日本でも開始されれば競合が予想されます。
また、エイベックスとサイバーエージェントによる「AWA」も、サービス公開後2週間でユーザー数100万人を突破したと発表しており、今後音楽ストリーミング事業でどのような競争の構図が展開されるのか楽しみなところです。
Source:Spotify
(クロス)