ダイヤルアップモデムから光ファイバー、3Gから4G LTEに切り替えた時など、新たな通信技術が登場する際には、毎回その速度に驚かされるものですが、5Gも4Gとは次元の違うものとなりそうです。
最低でも1秒間に100Mバイトの通信?
Korea Timesによれば、5Gでは最大で1秒間に20Gbpsのデータ転送が可能となるそうです。これはHD画質の映画をわずか数秒でダウンロード出来ることを意味します。もちろん20Gbpsは公称値であるため、実際の速度がどの程度になるかは分かりませんが、「5Gネットワークから1キロ四方にある100万台のデバイスに、平均して100Mbps(約12MB/s)の速度を提供できる」とのことです。
2015年2月には、ニュースサイトZDNetが4.4Gbpsの速度を確認したと報じていただけに、わずか数ヶ月で20Gbpsにまで数値が上昇したということになれば、今後に一層期待がかかりますね。
グローバル規格が定まっていない状況
ただし現時点では、細かな5Gのグローバル規格についてはまだ定まっておらず、独自の解釈や基準がそれぞれの研究機関で用いられている状態です。ネットワーク企業自体もグローバル規格にもとづいたものを提供すること自体には同意していますが、提示された規格に彼らが合意するかどうかはまた別問題です。
ひとまず、5Gは2020年の実装となる予定ですが、韓国では2018年に平昌で行われる冬季オリンピックに合わせて、一足早く実装されるようです。
Source:Korea Times,BGR,ZDNet、http://iphone-mania.jp/news-75477/
(kihachi)