4月にアメリカや日本などで発売されたApple Watchは、早くもスイスの時計産業に打撃を与えているようです。
Apple Watchがスイスの時計業界に与えた打撃は約2,300億円
スイス時計産業連盟の発表によると、Apple Watchの発売後の5月、スイスの時計輸出額は8.9%、17億円スイスフラン(約2,270億円)もの減少に見舞われました。
これは2009年11月以来、最大の下落であり、特に香港向けの輸出が34%と大きく落ち込んだのが影響している模様です。
ジョナサン・アイブ氏の予言が的中
Apple Watchの発売前、Appleのデザイン担当上級副社長であるジョナサン・アイブ氏は、Apple Watchの発売がスイスの時計産業に大きな影響を与えるだろうと語っていましたが、その言葉が早くも現実となったようです。
スイスの人気時計ブランドも、スマートウオッチに参入して対抗する姿勢を見せていますが、今後の先行きは不透明です。
6月26日には、スイスでもApple Watchが発売予定であり、スイスの時計産業には厳しい時期が続きそうです。
Source:Digital Trends、http://iphone-mania.jp/news-75499/
(hato)