アメリカで行われた最新の調査によると、iPhoneはシェアを約2%増やし、合計で43.5%のシェアを確保したことが分かりました。一方、Androidは、52.8%から52.1%へと微減しています。
iPhone6シリーズの勢いとまらず
調査会社comScoreが発表した統計によると、スマートフォン市場におけるiPhoneのシェアは、2月の41.7%から、5月は43.5%へと増加しました。理由としては、ホリデーシーズンに打ち立てた記録を更新する勢いでiPhone6シリーズを売り上げたものの、3月に入っても相変わらずその勢いが続いたからだそうです。
一方で、ライバルであるサムスンは、同時期の比較で、28.8%から28.7%へとシェアをわずかに落としましたが、最近の不調を考えれば、0.1%の減少に踏みとどまったことは、むしろ幸いと言えるかも知れません。
また、5大ベンダーの一角である、LGやMotorola、HTCも同様にシェアを微減させました。特に、これまで好調な伸びを見せてきたLGのシェア減少は、同社の旗艦モデルであるG Flex2が飽和した可能性を示唆するという点で、注目に値するといえるでしょう。
iOSも他OSのシェアを吸収か
iOSもiPhone同様に、Androidのほか、MicrosoftやBlackberry、SymbianといったライバルOSからシェアを奪う形で、1.8%の増加を見せています。
特にBlackberryとMicrosoftのシェア減少は著しく、上図からは0.5%ずつ減少してしまったことが分かります。半数近くのシェアを持つiOSが0.5%減少を起こすのと、もともと1.5-3%程度しかない両OSが0.5%のシェアを削ることは、持つ意味合いが異なるだけに、こちらも今後の出方が気になるところです。
事実、Blackberryは、新スマートフォンを最近発表しましたが、マイクロソフトは、Windows Phoneに固執し続けるよりも、iOSやAndroidのプラットフォーム上で生きていく道を選んでいます。
Source:Apple Insider、http://iphone-mania.jp/news-76749/
(kihachi)