Appleはディスプレイパネルを含む主要部品について、2社から3社のサプライヤーに分けて発注するという戦略をとってきました。米メディアPatently Appleは調査会社DisplaySearchの報告書をもとに、現在iPhone6のディスプレイを供給しているのはジャパンディスプレイ(以下JDI)、シャープ、LGディスプレイの3社だと伝えています。
2015年第1四半期出荷数トップはジャパンディスプレイ
では2015年第1四半期に、iPhone6向けディスプレイパネルの出荷数がもっとも多かったのはどのサプライヤーでしょうか。報告書によれば、JDIは2,520万枚を供給し、出荷数全体の35.9%と最大のシェアを占めたことがわかりました。2位は2,420万枚を供給したLGディスプレイで34.5%、3位はシャープで2,080万枚、29.6%となっています。
昨年の第1四半期と第2四半期の出荷数では、シャープがそれぞれ38.8%、49.4%を占め首位でした。しかし第3四半期には、JDIにトップの座を明け渡しています。以来、JDIが1番手を維持しているようです。同社は今年3月、石川県白山市に第6世代(G6)液晶新工場の建設を発表、この資金の大半をAppleが負担するとの報道がありました。
LGはApple Watchのディスプレイを独占供給
昨年第1四半期のLGディスプレイのシェアは28.8%、第2四半期は13.2%、第3四半期は30%、第4四半期は32.6%でした。LGはまた、Apple Watchのディスプレイを独占的に供給しています。
Source:Patently Apple
(lunatic)