パソコンが売れない時代となりました。
米調査会社IDCが発表した、2015年第2四半期のPC出荷台数推移(Top 5 Vendors, Worldwide PC Shipments, Market Share, and Year-Over-Year Growth for the Second Quarter of 2015)によりますと、Lenovo、HP、DELL、Acer、ASUSなどの主要企業群が出荷量について軒並み前年比マイナスとなる中、Appleは前年超えを果たす結果となっています。
前年が好調だったこともあるが
昨年、マイクロソフト「Windows XP」のサポートが停止しました。IDCによりますと、これに伴い、ヨーロッパや中東、アフリカ圏、日本などでは、2014年にパソコン出荷量が伸びたことから、Windows OSを搭載したパソコンを販売するメーカー(Apple以外)は今年、これと比較して数字を落としたという特殊事情もあると指摘されています。
Appleはそんななかでも変わらず好調であり、世界的なシェアは5.9%から7.8%へと大幅に伸ばしていることが見てとれます。今年4月には12インチの薄型ノートPC「MacBook」を発売しましたが、そうした要因も影響しているのでしょうか。
第3四半期は状況が変わる?
しかし、第3四半期はこうした状況に変化が起きるかもしれません。今月末には、Windows OSの最新バージョン「Windows10」がリリースされることもあり、パソコンの販売台数が伸びる可能性もあります。
ただ、国内メディアのTechCrunchは、新OSのリリースに伴い、販売台数が伸びることは考えづらいとも指摘しており、今後が注目されます。
Source:IDC、TechCrunch、http://iphone-mania.jp/news-77454/
(クロス)