イギリスの金融機関や大手チェーン店舗は、ここ数日の間アップルの決済システムであるApple Payの準備を進めてきたようですが、本日よりイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドで、正式にサービスの提供が開始されました。
Apple PayはNFC技術を利用していますので、これに対応する端末を導入している店舗での利用可能に限られ、またiPhone6 / 6 Plusのユーザー、iPhone5、5c、5s、6、6 PlusとペアリングしているApple Watchユーザーが利用可能となります。また、アプリ内課金での支払いでは、iPad Air2、iPad mini3、iPhone6 / 6 Plusのユーザーが利用可能となっています。
多くの金融機関と提携
イギリスのアップル公式サイトのApple Payページには、サービス提供に伴い提携している金融機関が紹介されています。American Express、First Direct、HSBC、Nationwide、NatWest、Royal Bank of Scotland、Santander、Ulster Bankが今回参画しています。また、Barclays、MBNA、TSBなどの銀行も今後参画すると予想されています。
提携している金融機関のカードを所有しているユーザーは、これらのカードをPassbookに登録することでApple Payのサービスが本日より利用可能になります。
25万カ所以上で利用可能に
サービス開始直後では、イギリス中の25万カ所以上でApple Payが利用可能になる模様で、KFC、McDonald’sなどのファーストフード店舗から、Boots、Marks & Spencer、Waitroseなどのチェーン店舗でも使用が可能です。なお、アップルのwebサイトでApple Payの利用可能な店舗一覧が確認できます。
次は中国、カナダで展開
Apple Payは昨年の10月にアメリカで利用可能になりましたが、今回のイギリスでのサービス開始が海外で初めてとなります。アップルは現在中国やカナダなど他の国々でのサービス開始を進めているようです。
Source :MacRumors、http://iphone-mania.jp/news-77590/
(リンゴバックス)